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細田明里

INTERVIEW03

湯~亀で働くことで
「介護が好き!」を日々実感

涌本亜友美
(2010年入社)
  • 小規模多機能型居宅介護
  • ぷらりすSUN
  • 介護職員

Q.現在の涌本さんの業務内容について教えてください。

今は、第三子の育児休暇中ではあるのですが、小規模多機能型居宅介護のぷらりすSUNでフロアや入浴介助、訪問、送迎などに携わっています。湯~亀で働いて14年になりますが、これまでにヘルパーやデイサービスの生活相談員も経験してきました。
私は利用者様の方々と接するのがすごく好きなんです。人生の大先輩である皆さんはいろんなこと教えてくれるので勉強になるし、私の話をすごく楽しそうにも聞いてくれます。介護って大変なこと以上に楽しいことが多いなと感じています。

Q.涌本さんが湯~亀で働き始めたきっかけを教えてください。

中学生のときから介護に興味を持っていました。というのも、私の母の実家は高齢者が多い家族だったんですね。曽祖母が認知症になったとき、祖母は毎日笑顔で介護をしていたのを見ていました。「介護って大変だけど、すごく意義のあることだな」と思ったんです。ヘルパーさんが来てくれることもあり、自分も人の助けになる仕事ができたらいいなと考えていました。

そんな時、湯~亀の代表の娘さんが私の弟と同級生だったこともあり、介護に興味があることを伝えたら「湯~亀に遊びに来たら?」と誘ってもらえたんです。休日にデイサービスに来て、利用者様の皆さんと一緒にレクリエーションなどをしていました。中学生だった私にとっては、自分のおじいちゃんとおばあちゃんが増えたみたいな感覚でしたね。それがきっかけで介護職への意欲が高まり、介護資格が取れる高校に通いながら湯~亀でアルバイトをさせてもらうようになりました。介護系の専門学校に進学し、実習でいくつかの介護事業所に行ったのですが、一番雰囲気が良くて働きやすそうに感じたのが湯~亀だったんです。

Q.10年以上にわたり、ここで働き続けている理由について教えてください。

湯~亀がある旗の台は私の地元でもあり、地元にずっといられるという心地よさがあります。結婚して子供ができてとライフスタイルが変化してきましたが、湯~亀はそれに合わせて仕事での立ち位置もステップアップさせてもらいました。自分の今いるステージに対して、「ここまでできるようになったなら、次はこれをやってみない?」という提案をもらえる環境があります。妊娠中は、できる業務と難しい業務とを一緒に考えてくれ、柔軟に対応してくれました。
上下関係の壁もなく、こうしたい、と思ったことはまずはぶつけられる環境なので、子育ても仕事も、何かを諦めたり無理せずいられるからこそ、ここで働き続けているのだと思います。

Q. 長年湯~亀で働くスタッフを見てきた涌本さんだからこそ感じる「こんな人が向いている」というのはありますか?

向いている・向いていないというよりは、ここで一緒に働きたいと思ってくれたら、今その人に合う場所や業務を柔軟に提案できるのが湯~亀の強みだと思います。料理が好きなら調理の業務があったり、子供がいて短時間勤務希望であればデイサービスの入浴時間だけ担当したり。夜の方が時間が取りやすい人は夜勤もある。高齢の方も生き生きと働いています。私のように新卒から働いている人もいれば、別の介護施設や異業種から来た人もいて、担当する仕事も様々。いろんな方面からいろんなことを教えてもらい吸収できるので、自分の知識や技術も上げることができます。
また、仕事を探している方にとっては、職場の風通しの良さも重視する点だと思います。学生時代は実習でいろいろな介護施設を経験しましたが、介護の仕事そのものよりも、それに付随する人間関係を目の当たりにし、精神的に疲弊してしまいました。「ここで働き続けたら、私は介護が嫌いになってしまうかもしれない」と思ったんです。今後、介護の仕事を続けるに当たって、湯~亀以外での介護施設も見てみる必要があるのではないか、他の施設でも経験を積んだ方がいいのではないか、と思ったこともあります。けれど、ずっと湯~亀で「介護が好き!」という気持ちを持ち続けたまま、さまざまな業務に携わらせてもらい、今に至っているのは、人間関係のわずらわしさから解放されているからだと思います。

Q.子連れ勤務OKの制度や時間単位の有給取得制度などは、スタッフの働きやすさに合わせてルール化されたと聞いています。お子さんのいる涌本さんの、これらの活用エピソードを教えてください。

第一子のときは保育園に入る前は、おんぶをしながら仕事をしたり、代表の新井やスタッフに「ちょっと抱っこしていてもらえますか?」とお願いしたこともあるんですよ。たくさんの大人に囲まれて育ったせいか、うちの子は人見知りが全くないんです。第二子のときも施設内のベッドに寝かせてもらいながら仕事をしていました。

時間単位の有給取得は「保育園の行事で午前中2時間だけ有給を取りたい」「子どもが熱を出したので3時間有給を使ってもいいですか?」という感じで活用していました。

Q.地域密着でビジネスをされてきた湯~亀グループを含む新井湯は、職員の方や地域の方にとってどのような存在だと感じていますか。

スタッフは湯~亀のロゴ入りTシャツを着用して送迎したり、近所を歩いたりしているので、街の人からは「湯~亀の人たちをよく見かけるな」と思われているはず。利用者様だけでなく、地域の方からも「何かあったらこの人たちに声を掛けたら大丈夫だな」という安心感を抱いてもらえるような存在でありたいと思っています。

Q.これからのキャリアや挑戦してみたいことについて教えてください。

育休が明けたら、子育てをしながら働くことになりますが、一人で抱え込んでしまう不安はありません。以前のように「何でもやります!」というのはなかなか難しいですが、今の私にできることを相談しながらやっていきたいと思っています。